コメツキムシの幼虫の特徴や餌は?防除や駆除する方法について解説
ミニマリスト研究家のNEOMIです!
今回は裏返った時にパチンと跳び跳ねる昆虫コメツキムシについてです!
そこで、今回はやや詳しめに調べていきたいと思います!
コメツキムシの生態
パチンと音を出して仰向けの状態からはね上がって起き上がるのが特徴的ですが、天敵などの攻撃を受けてすぐに飛び跳ねる場合もあるとか。
これは音と飛び跳ねることによって威嚇していると考えられている。
この行動をとらないコメツキムシ科の種も存在するらしい。
クロクシコメツキ
驚くと死んだふりもする。
普段は草や低木の上などに住む種が多い。
成虫のエサについては依然として明らかになっていない種も多く情報が少ない。
花に集まって花粉を食べる種、樹液を吸う種、他の小型昆虫を捕食する肉食性の種など食性は多種多様。
コメツキムシの幼虫の特徴を解説
寄生するハリガネムシのことはここでは置いておいて、ジャガイモや大根の害虫となる以下のコメツキムシの幼虫のことを農家ではハリガネムシと呼んでいるそうですよ。
・マルクビクシコメツキ
・クロクシコメツキ
・クシコメツキ
・トビイロムナボソコメツキ
・コガネコメツキ
などなど。
幼虫については、多くは土の中に棲んでいる。
細長い円筒形で硬く、光沢のある茶色をしているものが多い。
腐食質を食べるものや、他の虫を食べるものがいる他、栽培植物の根や地下茎などを食害する種もいる。
コチラがコメツキムシの幼虫のようですな。
昆虫って幼虫の姿の相違が分類に近いっていうのがありますよね。
例えばこれはコメツキムシ科の幼虫なのですが、コガネムシ科やアゲハチョウ科の幼虫とは全然違い、逆にミルワームに似ているのでそちらに近縁かな?と予測できたりするのです。 pic.twitter.com/NXCPJCZh5x— ちょびん (@kiukiu0wafuwafu) June 8, 2019
ちなみに寄生虫のハリガネムシはコレ。
カマキリのお尻から出てきている細長い生物。
ハリガネムシは体長約数cm~数十cmで雌は雄より大きい。体色は種によって異なり体は細長く乾燥すると針金のようになる。水中で孵化しユスリカの幼虫などに寄生、それを捕食する昆虫類の体内で成長し、成長しきると宿主の肛門近くに孔を開け水中に出る。https://t.co/yc161VdK5i
— 寄生虫bot (@be_parasitic_on) September 1, 2019
コメツキムシの幼虫(ハリガネムシ)の防除や駆除は?
コメツキムシの幼虫(ハリガネムシ)の被害から畑を守るために農家の人々はどうしているのか調べてみましたが以下の通り。
幼虫(ハリガネムシ)の防除は発生が多い畑では、薬剤防除(クロルピクリンなどを使用)を行う。被害が少ない作物との輪作(違った種類の作物を一定の順序に栽培すること)も行うと効果的である。
成虫がよく家の中に入ってくるのはエサを求めて?
家の中に虫が入ってくる理由として考えられるのは、ハエやゴキブリのように家の中にある好物のエサのニオイに惹き付けられてか、餓などのように蛍光灯の光に集まってきてしまうからだと予想できます。
先ず彼らコメツキムシのエサはというと、生態のところでも触れましたが種によって多種多様で、何を食べるかすら明らかでない種さえいます。
よって、コメツキムシに関してはエサよりも照明の灯りに寄ってきてしまったと考えるのが妥当でしょう。
ちなみに、照明の灯りに寄ってくるのは月の明かりと間違えて寄ってくるらしいです。
その理由として彼らは月の明かりに対して一定の角度を保って飛ぶことで平衡感覚を保っているんだとか。
こういうのって自然の神秘だなぁと思ってしまいます。
まとめ
今回、コメツキムシについて調べたことをまとめるとこんな感じですねっ♪
・パチンと音を出して跳ねるのは威嚇のためと考えられている。
・英語名はClick beetle でクリック音を出す甲虫。
・コメツキムシは種類によって食べるものが全く違う上、未だに何を食べるのか判明していない種が多い。
・コメツキムシの幼虫は寄生虫のハリガネムシとは別物。餌は成虫と同じで多種多様。
・コメツキムシが家の中に入ってくるのは照明の灯りに集まる習性からと考えられる。
・農作物の食害するタイプの幼虫(ハリガネムシ)の防除は発生が多い畑では、薬剤防除を行う。被害が少ない作物との輪作(違った種類の作物を一定の順序に栽培すること)も行うと効果的。